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メディウム medium

本を買うときは、装画装丁が気に入ったもの、と決めています。

本屋へ行くと2〜3時間はかけて吟味して、2冊〜5冊に絞って購入します。
おかげで本は増える一方。

増えた本の処分は、捨てるのは忍びなく(ゴミ捨場の本は見るに堪えない)、
昔はヤフオク今はメルカリ、チマチマめんどくさい時は、ドカンと紙袋に詰めて近くの図書館へ寄付します。

単に好きな作家の本は、電子書籍で購入が多いです。
京極夏彦著なんて電子書籍でどれだけ省スペースできているか。

店頭で、素敵な装画を見かけると知らない作家のでも買ってしまいます。
そんなジャケ買いから、読むようになった作家もいます。

今回紹介するのは、最近読了し、装画一目惚れの本です。

題名:medium メディウム /講談社
著者:相沢沙呼
装画:遠田志帆
装丁:坂野公一

『綾辻行人/another上下』表紙と同じ人だ、
だから読んだことのない著者だけど「間違い無いだろう」と勝手な思い込みで購入。
装画は「デッサン完璧✨」「なにこの手のデッサン超難しそう」とか、表紙背景の神秘を感じさせる青紫色や、白く繊細な文字の置き方など、素敵要素が詰まり過ぎです。

今、二回目読んでます。伏線がここにもそこにもと、一回目は気づかなかった些細な伏線がいっぱいあって、二度楽しめます。
最後のどんでん返しは「あ、このパターンね」と思ったら「え!そう来るの」と、いろいろ引っくり返り、もう一度読み直したくなったのです。

普段、帯は邪魔だと思ってます。
でもこの黒のグラデーションは、全くイメージを損ねておらずカッコいいです。
黄色は黒にも青にもよく合うし。
ブックカバーを外してもかっこいい
紅の見返しと、扉絵が、表紙からのイメージそのままでドキワクです。

素敵な表紙をめくってから本文に至るまでが残念だと、期待感が削がれます。

こだわり過ぎかな
表紙、装丁、装画、フォント、帯、触感、紙質 大事だと思うんです。
まずは第一印象を決める、目に留まる、そんな装画を描けたら、、と思っています。
まだまだまだ無理ですが。。

遠田志帆さんの絵は「another」以外でも見たことがある気がしていました。
イラストレーション(玄光社)2015/12/No.208 で特集されていたのですね。
本棚整理の際に気づきました。
とにかく印象的な眼です。
色の選び方広げ方も好きです。

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